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スーツケースの鍵の種類とロック方法
2019/11/12
スーツケースには、開錠方法がファスナータイプと縁がフレームで覆われたタイプがあります。同様にロックにも、任意の数字にセットされた番号へダイヤルを回すことで開錠が可能なダイヤルロック式、従来から存在するキーで開錠可能なキーロック式が存在します。ここでは、それぞれの特徴を改めて説明したいと思いますので、スーツケース選びの参考にしていただければ幸いです。
ダイヤルロック式
ダイヤルロック式は文字通り、ロック部分に3桁のダイヤルが搭載されており、ダイヤルを回し、設定されている番号に合わせた後で、プッシュボタン、またはスライドボタンを操作することで開錠が可能となります。暗証番号は、もちろん任意の番号への変更が可能となり、ご自身のお好きな番号に変更していただくことで、より愛着が増すことになるでしょう。 ダイヤルロック式は、キーの持ち歩きが不要となりますので、外出中に紛失等のトラブルがなく、安心してご利用いただけるのも特徴のひとつと言えます。 煩わしいと思われがちな暗証番号の変更方法も容易であり、初回設定時でもおおよそ2〜3分もあれば、変更が可能です。慣れれば設定に1分もかからないことでしょう。 手順としては、採用されている製品によって異なってきますが、設定されている暗証番号に合わせ(工場出荷時は0-0-0)、暗証番号の変更ボタンまたは、スイッチ、レバーがロックの側面、または裏面についているので、押す、もしくは動かすことで設定中となります。この際にダイヤルを回し、暗証番号を任意の番号にし、ファスナーの引き手(持ち手)を外すためのボタンまたは、スイッチ、レバーを元の位置に戻すと変更が完了となります。施錠は、ダイヤルを設定されている番号以外に回すだけになりますので、容易に行えます。 なお、ダイヤルロック式には後述するハイブリット式を除いて、ロックに鍵穴がありますが、鍵は付属していません。
キーロック式
従来から存在するキーロック式の操作方法はいたってシンプルです。本体に同封されているキーを用いて、施錠、開錠の目的にあわせて鍵穴部分に描かれているサインに従って回すだけです。万が一のためのスペアキーは、メーカーに在庫があれば、お取り寄せも可能です。
ハイブリット式
ここ最近の一部製品には、ダイヤルロックとキーロックが両方搭載されたハイブリット式が採用されている商品もあります。キーロックはマスターキー扱いとなり、キーの施錠時に、ダイヤルロックとして使用できます。
スーツケース選びで確認したいTRAVEL SENTRY LOCK (TSAロック)とは
現在、アメリカ合衆国をはじめとする諸国では保安のため、空港にて預け入れ荷物の点検を行っています。そのため、該当の国々への渡航の際には、チェックイン時にロックをせずに預けることがアナウンスされていますが、TSAロックを採用している製品は、施錠してお預け可能。空港職員が専用の鍵を保有しているため、開錠して点検後、施錠して返却してくれます。ご注意いただきたいのが、TSAロックを採用していない製品を、施錠したまま該当の国々へお預けになられると、ロックを壊されて…なんていうことも考えられますので、TSAロックを採用した製品をお求めになられることをお勧めいたします。
TRAVEL SENTRY LOCK(TSAロック)付きのおすすめスーツケース5選
フレーム+ダイヤル
イケかる ALI-1031シリーズ
堅牢なフレームタイプ。ロックは、ダイヤル式。中央に取り付けられた1つのダイヤルが両端のロックに連動しているため、荷物の飛び出しを防ぎます。革新的な前輪ストッパー機能は、電車内やタクシープール、バス停、坂道で便利。傾けるだけで直ぐに旅を続けられます。3サイズ、各5色展開。
ファスナー+ダイヤル
departure HD-502Sシリーズ
荷物の量に対して、柔軟に対応してくれるファスナータイプ。ロックはボディに埋め込んだダイヤル式。暗証番号の変更も容易に行えますので、お気に入りの3桁の番号を考えるだけ。 ストッパー機能を搭載しているので、電車内や、タクシープール、バス停、坂道で便利。安心の10年保証を設けているので、長くご使用いただけます。
フレーム+キーロック
MAXSMART MF-5016 / MF-5017
従来から存在する組み合わせ、フレームタイプ+キーロック式。シンプルな組み合わせが旅を助けてくれることでしょう。 エッジの効いたシャープなボディデザインが大容量を誇り、エンボス加工を施したボディは傷が目立ちにくいのも特徴。
ファスナー+キーロック
デカかる MM-5100
大容量はさらにその先へ。ただでさえ容量を稼ぐファスナータイプが、底面を下げた低床ボディにすることで、収納力をアップ。手荷物預け無料サイズでありながら、105リットルの大容量を実現しました。ロックはシンプルなキー式。専用キーを回して、鍵穴部分をスライドするだけで開錠可能です
ハイブリット式
KABUKI KBK-1688シリーズ
歌舞伎の隈取りが大きくあしらわれた非常に特徴的なボディ。最新式のハイブリットロックと日本の伝統的な特徴が見事に融合された、まさに、ハイブリットな製品。ダイヤルロックで操作するもよし、キーロックで操作するもよしな、ご使用者を選ばないスタイルです。
旅の内容に合わせてスーツケースのLOCKも選ぶ!
上記の通りご紹介してまいりましたが、いかがでしたでしょうか。組み合わせとしてはおおまかに、『ファスナー+ダイヤルロック式』、『ファスナー+キーロック式』、『フレーム+ダイヤルロック式』、『フレーム+キーロック式』、『ハイブリット式』と、5通りに分かるかと思います。製品の選び方は、それぞれ優先基準があるかと思いますが、長期的なご使用を希望される方には、お好みの開閉方法と開錠方法から、旅の友をお選びいただくのもよろしいのではないかと思います。