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自分に合ったキャリーケースを選ぶポイントとは?

2022/12/15

キャリーケースを選ぶ時には、1年の内にどれぐらいの頻度でキャリーケースを使用するかとどれぐらいの 期間滞在するのかを基準に決める人が多いです。
そこで今回はキャリーバックの基本的な選び方を素材による耐久性と滞在期間、サイズ選びの目安として紹介します。

主に、スーツケースはハードタイプとソフトタイプに分かれます。


<ハードタイプ>
ハードタイプのキャリーケースは風雪、風雨にさらされても、中身が濡れにくく、耐久性があります。また、セキュリティーにおいて、引き裂かれにくいという特徴があります。一方で、強い衝撃を受けるとボディー部分が破損してしまう可能性があります。
ですが、近年ではポリカーボネイト樹脂で作られたキャリーバックでもABS樹脂のみで作られたものよりも柔軟性に優れた素材もあります。

<ソフトタイプ>
ソフトタイプのキャリーケースのは衝撃が加わった時にも凹みにくく、スレ傷が付きにくく、割れる心配がないのが利点です。 ハードタイプに比べると一般的にはなお、ポリエステル、ナイロン素材が主流です。
近年では、ナイロン素材も改良され、キャリーバッグ 用のマイクロプロテクトンという素材もあリます。


キャリーケースの基本的な選び方

素材

素材イメージ画像
  • □ABS

    1960年頃から使用されている素材で、自動車部品や日用品にも多く使われています。
    名前の由来は素材の頭文字、アクリロニトリルのA、ブタジエンのB ポリスチレンのPです。光沢があり、綺麗なデザインで仕上げやすい素材です。
    また、衝撃にも強い素材ですが、ポリカーボネイトと比べると重い素材です。

  • □ポリカーボネート

    近年主流の素材で、ポリカーボネイトの軽量さとABS樹脂の耐候性、衝撃に強い特徴を活かした素材です。
    薄く作られていても、強い素材なので近年使用されることの多い素材です。ただ、ABS樹脂と比べて素材が高めです。

  • □アルミニウム

              

    アルミ素材は、軽量で加工がしやすく、丈夫なためキャリーケースにも使用されます。また、純アルミ製のものは強度が弱いため、運搬するためには他の素材、マグネシウム・銅・亜鉛などを添加することによりアルミ合金と呼ばれている強度の高い素材となります。
    700系の新幹線にもアルミが使用されていることを考えると想像しやすいです。

  • □ポリエステル

    ポリエステルは衣類にも使用されており、シワになりにくく、水に濡れても乾きやすいという素材です。

  •     
  • □ナイロン

    ナイロン素材は、ポリエステル素材よりも、摩擦に強く、伸縮性があります。 また、汚れが落ちやすいのでメンテナンスがしやすい素材です。
    ただし、吸湿性が低いため乾き難いという点はレインコートなどと同じです。


  • □マイクロプロテクトンナイロン

              

    ナイロン素材の特徴である軽量さや摩擦への強さを活かした新素材です。水をはじく防水機能を持ち合わせたナイロン素材です。

  •          

サイズ

機内サイズ、持ち込みサイズ画像

スーツケースのサイズは機内持ち込みサイズと搭乗する時、航空会社に預ける 手荷物預けサイズの2つに分かれます。
機内持ち込みサイズの場合は、手元に荷物を置いておけるため、キャリーケースの紛失の心配が少ないことです。また、降車した際に、スーツケースが来るのをターンテーブルの前で待つ必要も無くなります。
航空会社により異なりますが、国際線及び国内線では、100席以上の飛行機で3辺の合計が115㎝以内、国内線の100席未満の飛行機では3辺の合計が100㎝未満です。

※ただし、LCCや航空会社によってサイズ規定が異なるので事前にHPで確認しておきましょう。また、このサイズでは、3〜4泊の荷物が入る容量なので長期に渡る渡航には不向きです。


手荷物預けサイズのキャリーケースは、大容量サイズのため荷物が多い場合の旅行に向いています。お土産が多くて入らないと心配な方にはこちらのサイズおすすめです。また、搭乗する時に移動距離が長い場合・バスで移動する必要がある場合などでしたら、預けた方が便利です。
ただし、手荷物預けサイズの無料規定があり、3辺の合計158㎝以内(総外寸)です。

開閉部分の種類

開閉部分画像

キャリーケースの開閉部分はファスナータイプとフレームタイプの2種類です。
ファスナータイプはスーツケースが軽く仕上げられ、スーツケースに遊びがあるため、 壊れ難いというメリットがあります。また、キャリーケースのファスナーを少し開けただけで、必要なものを取り出すことができます。
近年では、荷物が多くてもケースに収められるように拡張できるタイプのものもあります。ただし、容量が増えた分機内持ち込み可能サイズだったケースができなくなってしまう可能性もあります。

フレームタイプのキャリーケースは頑丈で、こじ開けられ難いというのが特徴です。また、フレーム部分からの雨水の侵入も防ぐことが可能です。さらに、キャリーケースの横幅の寸法が固定されているため、割れやすいものを収納するにはこちらの方が扱いやすいです。
ただ、必要なものがキャリーケース内入っていると全開しないと取り出すことができないというデメリットがあります

海外ではスーツケースの中身が盗難されるケースが多くあるため、セキュリティー面には気をつけておきたいところです。
ヨーロッパ、アジアではスーツケースに鍵を閉めていても問題ないのですが、アメリカ国内を経由する場合は少し事情が違います。2001年の同時多発テロ事件以来、荷物検査が厳しくなったため、スーツケースの鍵を掛けてはいけないというルールがあります。そうはいっても、海外では航空職員による盗難もある状況なのでできれば鍵を掛けたままスーツケースを預けたいのが本音ではないでしょうか。
そこでアメリカでも鍵を閉めたまま預けることができるのがTSAロック付きのスーツケースです。

TRAVEL SENTRY LOCK (TSAロック)

TSロックとは、アメリカ運輸運輸保安局によって認可された鍵のことです。空港職員が専用の鍵を保有しているため、返却時にも、施錠して返却してくれます。反対に、TSロック付きでないスーツケースに鍵を施錠したまま、預けると鍵を壊されて返却され、航空会社には責が問われないことになっています。
アメリカ国内の航空会社により、TSも解錠したままスーツケースの預けいれを案内する場所もあるので注意が必要ですね。

自分に合ったスーツケースを見つけるポイント

出張や旅行で頻繁にスーツケースを利用する方が選ぶ基準として一番重要視しているのは壊れないスーツケースを選ぶことです。 特に、スーツケースで破損しやすい箇所が車輪・キャスターと取手部分・ハンドルです。 旅先の移動中にキャスターが外れてしまい、重い荷物を手運びしなければならない状況に なってしまうとせっかくの思い出も台無しです。 近年では、4輪つきのダブルキャリーが多いのでそうしたケースを選びましょう。

また、ノーブランド品の中にこのような設計があまり考えられていないスーツケースも含まれているので、 長期的なことを考えると、信頼のおけるメーカー品を選択した方が結果的に購入費が高めだとしても 安くなる場合も考えられます。
また、キャリーケースを購入する会社によっては、保証期間が設けられています。 仮に保証期間内であれば故意による破損でない場合は修理をしてもらえる制度ですが、 こちらも購入したメーカーにより期間や内容も異なっているので事前に確認した方がいいですね。
特に保証期間の長さは製品を見分ける目安になります。仮に5年ぐらいの耐久性しかない製品を10年保証してしまった場合には、 メーカーにとっては赤字の可能性もあると考えると参考になるでしょう。

まとめ

スーツケースの素材、セキュリティー、宿泊数別に紹介してきましたが、用途や目的によってケースの中に入れる量も変わって くるでしょう。そのため、最初に年間使用する頻度や宿泊日数をを考えてからスーツケースを選択しましょう。